南海本線紀ノ川~和歌山大学前にて
昨年12月27日に南海本線紀ノ川~和歌山大学前間で撮影した南海7100系7163F。明日で撮影から丸1年を迎えてしまいますが、その前に滑り込みで掲載。
写真の7163Fは2両編成で、この時は2両編成同士を併結した4両編成の普通列車としてやって来ました。難波方に併結されていた7100系は7159Fです。7159Fの次に製造された2両編成が7163Fなので、この時は続番のような状態でした。
南海7100系は1969年に登場した通勤形電車で、1963年に登場した南海7000系の改良型です。南海の形式としては最大の152両が近畿車輛と東急車輌で製造されました。
基本的には7000系と同じ仕様となっていますが、客用扉が片開きから両開きとなり、戸袋窓が無くなったことにより窓の数が減っており、すっきりとした外見になっています。
1969年から1973年にかけて6次に渡って製造されており、1次車は非冷房かつ4両編成のみ製造されました。2次車以降は新製冷房車で、2両編成も製造されています。
形式としてはモハ7101形とサハ7851形、クハ7951形があります。4両編成の場合はモハ2両で差は2両を挟む編成となっており、2両編成はモハとクハの組み合わせですね。
基本的に難波側に奇数車、和歌山市側に偶数車が編成され、編成間の連結には半永久連結器が使用されています。4両編成はサハ2両の間が密自連となっており、分割する事が可能。
かつては事故で廃車となった4両編成中の2両の埋め合わせのため、2両編成が併結された編成や、分割した中間に2両編成を挟んで6両編成とした編成が見られました。
写真の7163Fは1972年6月30日に近畿車輛で製造された編成で、同日には4両編成の7165Fも近畿車輛で製造されています。製造次数は4次車。
・・・以上、2時までやっているとは有り難い。ぽっぽやがお送りしました。