和歌山港にて
さて、今回は半年前に撮影したヘリの写真を掲載したいと思います。この書庫の更新もかなり久しぶりですね。前回の更新から2年以上経ってしまっています。
撮影した当時はいつもの地元のドクターヘリだと思っておりブログへの掲載もしなかったのですが、今見返してみるとレジ番が違う・・・調べてみると機材が変わってる!という事で掲載します。
しかしまあ半年も経って気付くとは・・・撮影日は今年6月4日で、この日は和歌山港沖で海上保安庁の展示訓練が行われており、自分は入出港する巡視船艇の撮影に行っていました。
そんなときに上空を通ったのが写真のJA815H。ユーロコプターの製造するEC135-P2+です。2009年6月19日に新規登録された機体で、学校法人ヒラタ学園航空事業本部が所有しています。
ヒラタ学園はパイロット育成の他にドクターヘリ運航や航空撮影・チャーター便などのサービスを行っており、和歌山県からドクターヘリ運航を委託されています。その他にも大阪や沖縄、兵庫などのドクターヘリ運航を委託されていますね。
写真のEC135は1994年2月15日に初飛行した双発の多用途ヘリコプターで、世界各国の警察や消防機関、民間企業などに幅広く採用されています。ユーロコプターは現在エアバスグループの子会社であるエアバス・ヘリコプターズとなっています。
EC135にはプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製のエンジンを搭載するタイプとチュルボメカ製のエンジンを搭載するタイプがあり、形式記号で見分けることが出来ます。
写真のEC135-P2+はPが含まれるのでプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製のPW206B2を搭載するモデルで、デジタルエンジン制御で667軸馬力を発揮するPW206B2を2基搭載しています。
和歌山県のドクターヘリは和歌山県立医科大学付属病院を基地病院とし、2003年1月に全国で7番目として運航を開始しました。国公立大学病院では初の導入となっています。
当初はJA800Hによる運航でしたが、2015年にこのJA815Hに置き換えられたようですね。その後のJA800Hはヒラタ学園の所有ではなくなり、現在はオバタ総業という企業が保有しているようです。
このJA815H、以前は長崎県のドクターヘリとして運航されていた機体であり、当時は離島が多いという自乗を反映してスキッドにフロートが取り付けられていました。
・・・以上、和歌山県警のBK117も置き換えか・・・鉄道員日記がお送りしました。