南海高野線浅香山~我孫子前にて
南海高野線の大和川橋梁で撮影した泉北高速鉄道3000系の3553F。有名な撮影スポットであるこの橋で、ステンレスの車体に青空を反射させながら通過して行きました。
泉北3000系は泉北高速鉄道の前身である大阪府都市開発の時代に製造された通勤形電車で、南海6200系をベースとする20m級4扉として1975年に営業運転を開始しました。
なお南海6200系はオールステンレス車ですが、この3000系では製造コストの削減などを目的に外板のみステンレスで、内部構体は普通鋼のセミステンレス構造となりました。
後に登場した後期車4両編成3本は内部構体もステンレス製のオールステンレスとなりました。なお1975年登場の1次車では非冷房でしたが、2次車から新製冷房車となっています。
車両メーカーは全車が東急車輌製造。基本的に6両編成か4両編成で落成していますが、何度か組み替えが行われており、現在は4両編成と2両編成が存在します。
写真の3554Fは6両編成から2両を抜き取って先頭車改造が行われた編成で、セミステンレス構造の前期車から改造されています。3554Fの種車は元3511Fのモハ3019とモハ3020。
先頭車改造に際しては先代の100系の廃車発生品が転用され、前照灯と標識灯は7000系と同じものが使用されています。写真の様な4両編成との併結や4+2+2の8両編成も見られますね。
種車のモハ3019・3020は1979年4月10日に製造され、1999年に先頭車改造が行われました。2009年にはスカートの取り付けが行われています。
・・・以上、撮り納めに行かないと・・・鉄道員日記がお送りしました。