南海本線紀ノ川~和歌山大学前にて
一昨年の12月27日に南海本線の紀ノ川~和歌山大学前間で撮影した南海2000系2003Fの難波行き普通。逆光ですが薄曇りだったので潰れずに済みました。
12月27日のネタはこれで終了ですが、この翌日と31日も撮影しているので、なかなか南海のネタが終わりません(笑)31日なんて180枚も撮影してるし。
南海2000系は1990年に登場した通勤形電車で、高野線の山岳区間と言われる橋本~極楽橋間に難波から直通する大運転の為に製造されました。これにより21000系や22000系、22000系の改造形式である2200系が置き換えられています。
山岳区間の急勾配や急カーブに対応するため車体は17m級で、編成は全て電動車で構成されています。南海2000系は64両が製造されていますが、非電動車は1両もありません。
編成は4両編成または2両編成が組成され、4両編成9本と2両編成14本が存在します。2両編成の方が多く、高野線では2両編成を4本繋げた8両編成というのも見られますね。
また南海で初めてVVVFインバータ制御を採用した形式でもあり、制御装置は日立製のVF-HR-125を採用しています。この制御装置は回生ブレーキ付きで、列車密度の低い山岳区間での回生失効を防ぐ為に2000系導入に際して山岳区間の変電所に回生電力吸収装置が設置されました。
高野線向けとして導入された2000系ですが、2005年より山岳区間でワンマン運転を行うこととなり、2両編成単独で運用できない2000系は余剰車が発生してしまいました。
その後2007年に本線への転属が決定し、現在は4両編成5本と2両編成2本が南海本線で運用されています。写真の2003Fは1990年6月製で製造次数は2次車に該当します。
2次車では前頭部の素材がガラス繊維強化プラスチックからガラス繊維強化ポリエステル樹脂積層板に変更されました。
・・・以上、雪ふらねぇなぁ。ぽっぽやがお送りしました。