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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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南海30000系30003F@浅香山

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イメージ 1

浅香山にて

南海高野線浅香山駅で2015年の3月30日に撮影した南海30000系30003Fの極楽橋行き特急こうや13号。この列車は12月30日から1月中旬・3月から11月末まで運行されている特急列車ですね。

南海30000系は1983年に登場した南海の特急形電車で、高野線の山岳区間直通特急である「こうや」用として導入されました。4両編成2本の合計8両が在籍しています。

急勾配・急カーブが連続する山岳区間を直通するため、車体は17m級となっており、また編成は全車が電動車となっています。主電動機出力は145kWであり、編成出力は2320kW。

車体は普通鋼製で、両先頭車の前面は3枚の曲面ガラスを使用し前面展望を重視した非貫通型となっています。側面窓のサイズは高さ1590mm・幅2150mmで、当時としては国内最大級の大型窓を採用しました。

「こうや」の名前が付いた列車の運行は1951年に始まり、この当時は種別がありませんでした。その翌年に特急化され、1961年7月5日には特急形の南海20000系での運行が開始します。

写真の30000系は先代の20000系が老朽化したためその代替として導入された形式で、20000系は1編成しか製造されず閑散期となる冬季には検査のため運休していましたが、この30000系は2編成が導入されたため通年での運行が可能となりました。

1999年に更新工事が行われており、両先頭車のスカートの形状が変更され、スカート内に格納される密着連結器から常に露出している電連付き密着連結器となりました。

撮影当時は高野山開創1200周年記念塗装として「紫こうや」のラッピングを纏っていました。このラッピングのでの運行は2015年3月1日から2016年2月まで行われていましたね。


・・・以上、けものはいてものけものはいない。鉄道員日記がお送りしました。

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