和歌山市駅にて
南海本線・和歌山港線の和歌山市駅で撮影した南海7100系の並び。撮影は昨年3月30日で、この日は泉佐野で撮影してから和歌山市で復刻塗装となっていた南海10000系10004Fを撮影していました。
今回の並び写真はその合間に撮影したもの。手前が7197Fで奥が7195F。どちらもワンマン対応の2両編成で、1番違いですね。同じ停止位置に並んでいるのが面白くて撮影しました。
和歌山市駅の隣には住ノ江検車区和歌山出張場があり、写真の2編成はそこに留置されています。朝や夕方のラッシュ前の時間帯はここで6両編成や8両編成が出区を待っているシーンが見られますね。
南海7100系は152両が製造されましたが、現在は4両編成16本と2両編成21本の合計106両が在籍しています。本数で言えば2両編成の方が多いというのは、南海の形式ではままあることですね。
その2両編成の内、5本がワンマン運転に対応した改造を受けています。方向幕下の前面窓にワンマンのステッカーが貼られているのが見えますね。最近ではこのステッカーの位置がやや下に移動したようです。
ワンマン対応改造は2000年から2001年にかけて行われました。これは加太線・多奈川線・和歌山港線のワンマン運転開始に伴う物で、写真の2本の他に7167F、7187F、7191Fが改造を受けています。
ワンマン機器を設置している物の、本線での運用も考慮されているため、ワンマンとツーマンを切り替えるスイッチが設置されています。本線での運用時は4両編成を分割した上で中間に組み込まれますね。
7100系の支線運用は主に加太線と和歌山港線で行われており、たまに運用の都合でその他の支線区にも入線するようです。写真の2本はそれぞれ加太線と和歌山港線の幕を出していますね。
写真の7195Fは1973年10月31日製、7197Fは1973年10月24日製です。メーカーは何れも近畿車輛。最終製造グループの6次車で、7197Fは7100系のラストナンバーですね。
・・・以上、時間より遠くから、悲しみだけ見つめてる。ef_end_63がお送りしました。