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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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南海1000系1001F@浅香山

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イメージ 1

浅香山にて

2015年の12月31日に撮影した南海1000系1001Fの河内長野行き普通。この日は午後から和歌山大学前~紀ノ川間で撮影を行い、その後大阪に出て浅香山で撮影していました。

浅香山で撮影を開始したのが14時半頃、写真の撮影は15時37分です。浅香山に着いて最初にやってきたのは1000系1002Fでしたが、その約1時間後に1001Fもやって来ました。

南海1000系は1992年に登場した南海の通勤形電車で、関西空港開港を見据えた南海の新CI戦略に合わせて導入されました。従来の南海車とは大きく異なる設計を採用しています。

現在南海の通勤形に広く採用されている青とオレンジの帯はこの1000系で初めて導入され、既存の車両も現行の新塗装への塗り替えが進められました。

南海本線と高野線の両方で運用可能な車両として設計され、1992年から2001年にかけて6両編成10本と4両編成1本、2両編成6本の合計76両が製造されています。製造メーカーは全て東急車輌製造。

車内は運転室直後を除く車端部がクロスシート、中間部がロングシートのセミクロスシート配置となっており、新設計のバケットシートを採用して一人あたりの着席スペースが解りやすくなっています。

ドア上には千鳥配置でLED式の車内案内表示装置が設置されています。またかつては路線図上でLEDが点滅して現在位置を知らせる停車駅案内表示器がありましたが、現在は撤去されていますね。

写真の1001Fはトップナンバー編成で第1次車に該当します。1次車は車体幅が狭いのが特徴で、2次車以降は空港線開業に伴う車両限界の変更により車体幅が拡大されました。

1次車の車体幅は2744mm、2次車以降は2850mmと160mmの差がありますね。外見からも裾絞りの有無で見分けることが出来ます。現在は6両編成2本と2両編成1本が高野線で運用されており、それ以外は南海本線で運用されています。

写真の1001Fは1992年7月に南海本線で運用を開始し、1995年8月に高野線に転属して現在に至ります。かつてはなんばパークスのラッピングを纏っていましたが、2010年に通常塗装に戻されています。


・・・以上、伝わるまでわめいて。鉄道員日記がお送りしました。

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