南紀白浜空港にて
引っ張り出してきた過去ネタを・・・2014年の南紀白浜空港空の日フェスタで撮影した個人所有のパイパーPA-28-140 JA3637。未掲載のようだったので掲載します。
南紀白浜空港の空の日フェスタといえば、県防災航空隊や県警航空隊、自衛隊、海上保安庁などの展示があるイベントですが、毎年民間機もいくつか展示されています。この時は3機が展示されていました。
パイパーPA-28はアメリカのパイパー・エアクラフト社が開発した単発レシプロ軽飛行機で、チェロキーという愛称が付けられています。初飛行は1960年1月14日。
非常に息の長いモデルで、現在も生産が続けられています。生産機数は32000機を超えていますね。様々な派生型が存在するモデルでもあり、中古市場でも人気があるようです。
パイパー社ではPA-24コマンチを主力製品として売り込んでいましたが、より小型でコストのかからない軽飛行機の開発が必要とされ、より安価な代替機としてチェロキーが開発されました。
基本型であるPA-28-150とPA-28-160は1961年に生産が開始され、写真のPA-28-140は1964年に登場しました。元々は練習機用として設計されたため2名しか搭乗できませんでしたが、後に4名が搭乗できるように改良されています。
エンジンはライカミング・エンジンズ社製O-320-E2Aレシプロエンジンを1基搭載しており、エンジン出力は150馬力。PA-28-140はPA-28の各派生型の中で最もエンジン出力が小さいモデルですね。
最大速度は123ktで、巡航速度は108kt。航続距離は870kmとなっており、実用上昇限度は14300ftです。最大離陸重量は975kg。機体は全長7.16m、全高2.25m、全幅9.2mというサイズですね。
写真のJA3637は1971年11月19日に新規登録され、様々な個人や企業を渡り歩き、現在の所有者は1993年12月から保有しているようですね。
・・・以上、練習機っぽいカラーリング。ef_end_63がお送りしました。