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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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南海6000系6903F@浅香山

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イメージ 1

浅香山にて

南海高野線の浅香山駅で2015年12月31日に撮影した南海6000系の6903F。6903Fは2両編成ですが、後ろに2両編成を併結した4両編成の千代田行き各停としてやって来ました。

前回掲載した南海11000系11001Fは夕日に照らされていましたが、この6903Fが通過したタイミングでは太陽が沈んでしまっていました。それでもある程度は明るかったので撮影続行。

南海6000系は1962年に登場した通勤形電車で、20m級4扉のステンレス車です。登場から半世紀以上経っている古い形式なのですが、現在まで1両も廃車が発生していません。

1962年から1969年まで72両が製造され、現在は4両編成11本と2両編成14本が組成されていますね。8両の急行から4両の各停まで、南海6200系や南海6300系と共通で幅広く運用されています。

登場当初はMc+T+Mcの3両編成でしたが、1964年製造車からはMc+Mc+Tcの3両編成となり、1966年製造車からは輸送需要の高まりからMc+Tc+T+Mcの4両編成となっています。

その後3両編成の4両化が行われ、製造が終了した1969年時点ではMc+T+T+Mcの編成が3本、Mc+Tc+T+Mcの編成が15本となりました。1971年からは6両運転開始に伴って4両編成と2両編成に、更に組み替えが行われます。

その際にクハ6901(Tc)は奇数車の方向転換が行われています。製造当初のクハ6901は全て下り向きでしたが、この方向転換によって奇数車は上り向き、偶数車は下り向きとなりました。

なおこの方向転換は国鉄の竜華操車場で行われています。南海では基本的に上り向きMc車が組成されるので、クハ6901奇数車を組み込んだ編成は例外的な存在となっていますね。


・・・以上、記事書いてると乗りたくなってくる。鉄道員日記がお送りしました。

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