浅香山にて
南海高野線の浅香山駅で2015年12月31日に撮影した南海6000系6915F。2両編成同士を併結した4両編成の河内長野行き各停。前回の浅香山ネタも6000系の2+2各停でしたね。
浅香山での撮影は14時半頃からスタートしましたが、今回の写真を撮影した16時半頃は太陽も沈んで露出が厳しくなってきたため、シャッタースピードを下げて流し撮りで撮影しています。
南海6000系は1962年に登場した南海電鉄の通勤形電車で、20m級4扉のステンレス車として製造されました。日本の鉄道車両の中では最初期のステンレス車ですね。
製造は1962年から1969年まで行われ、アメリカのバッド社からライセンス供与を受けた東急車輛製造が72両を製造しました。現在も全車が現役で運用されています。
既に登場から半世紀以上経過していますが、1両たりとも廃車どころか転属すら行われていないという非常に珍しい形式です。ステンレス製故の頑丈さによるものなんでしょうかね。
登場当時は3両編成で落成していた南海6000系ですが、高野線沿線の開発が進むにつれ需要が拡大し、それに対応するため1966年以降に製造された5次車から4両編成で落成しています。
現在は4両編成と2両編成に組み替えが行われており、2両編成のクハ6901形奇数車は方向転換して難波方を向いていますね。写真の6915Fもクハの方向転換を行った編成です。
6915Fの内、難波方のクハ6915は最終製造グループの7次車で、1968年11月5日に製造されました。橋本方のモハ6034も7次車であり、同年11月1日に製造されています。
・・・以上、百年史を読み返してみるか・・・鉄道員日記がお送りしました。