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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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急行「きたぐに」HM

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イメージ 1

京都鉄道博物館にて

京都鉄道博物館の本館で展示されている急行「きたぐに」のヘッドマーク。本館の壁面にはヘッドマーク路並べて展示しているコーナーがあり、様々な列車のヘッドマークがあります。

急行「きたぐに」のヘッドマークといえば583系の北陸地方をバックにおけさを踊る人のデザインが有名ですが、こちらは機関車に取り付けるためのヘッドマークですね。

「きたぐに」という列車名は1968年10月ダイヤ改正、所謂ヨンサントオで登場し、運行開始当初は10系客車を使用した編成でした。その後、使用車両は12系、14系と変化しています。

大阪~青森間を結んでいた急行「日本海」がルーツで、ヨンサントオで同区間に寝台特急の運行が開始されたため「日本海」の列車名を譲り、大阪~青森間の急行には新たに「きたぐに」と名付けられてこの列車名が登場しました。

1982年には新潟~青森間が特急「いなほ」に系統分割され、「きたぐに」は大阪~新潟間の運行となります。583系による電車化されたのは国鉄末期の1985年3月14日から。

有名な絵マークが掲示されるようになったのは国鉄分割民営化後の1989年3月のダイヤ改正からで、それまでは「急行」の2文字のみ掲示されていたようです。

このヘッドマークは客車による「きたぐに」の運行が終了するのに際し、惜別用に製作され、ダイヤ改正の数日前から前日まで掲示されていたようですね。当時は大阪~米原間をEF65PFに牽引されていました。

写真のヘッドマークは583系の絵マークとは大きく異なり、列車名が漢字となっているほか、デザインも雪原にかまくらと雪ん子が佇んでいるものとなっています。円盤の上に文字やイラストを描いた物ではなく、切り出しを貼り付けた立体感のあるヘッドマークですね。


・・・以上、結構PFに似合うヘッドマーク。ef_end_63がお送りしました。

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