京都鉄道博物館にて
京都鉄道博物館本館で撮影した寝台特急「みずほ」のヘッドマーク。様々な列車のヘッドマークが展示されているコーナーがあり、その中に「みずほ」のヘッドマークもありました。
撮影日は4月1日で、この日は朝から京都鉄道博物館へ行っていました。思ったよりも見て回るのに時間がかかり、帰路に就いたのは閉館時間ギリギリでしたね。
ヘッドマークについても数多く撮影し、かなり掲載しています。ここ最近の展示室のネタはヘッドマークだらけとなってしまっていますね(笑)
特急「みずほ」は1961年10月1日に東京~熊本間を結ぶ列車として運行を開始しました。臨時列車として設定されていましたが、実際には毎日運行が行われていたようです。
1962年10月には定期列車となり、1963年には「さくら」「はやぶさ」「あさかぜ」にのみ投入されていた20系が「みずほ」にも運用されるようになり、同時に付属編成が大分発着となりました。
翌1964年に付属編成は「富士」として分離されています。1972年には20系客車から14系客車に置き換えられ、1975年にそれまで「はやぶさ」が結んでいた東京~長崎間連絡を受け継ぎ東京~熊本・長崎発着となりました。
1984年に4人用B寝台個室「カルテット」が連結されるようになります。民営化後の1991年、簡易営業状態となっていた食堂車の営業が売店のみの営業に変更。そして1994年12月3日「みずほ」は廃止となります。
廃止時の「みずほ」編成は熊本発着編成がJR九州熊本客車区所属、長崎発着編成がJR東日本品川客車区の所属となっており、JR東日本所属客車の九州乗り入れは「みずほ」が最後となりました。
「みずほ」のヘッドマークは比較的シンプルで、黄色い模様の上に金色の文字で列車名が表記されています。なお写真のヘッドマークはEF65に取り付けられていた物のようで、EF66による牽引となってからは縁に二重の線が入った物となったようです。
また縁の線や「MIZUHO」表記に赤が使用され「みずほ」が緑の文字となったタイプも存在していたようです。更に最終運行時には白い部分が青に、黄色い部分が赤に変更された特別なヘッドマークが用意されました。
・・・以上、客車のテールサインは白い部分と列車名が緑色。ぽっぽやがお送りしました。