高松にて
高松で7月16日に撮影したJR四国の121系とN2000系の並び。右が121系で左がN2000系ですね。高松では日常的に顔を合わせているであろう2形式の並びです。
121系は高松止まりの列車として到着後、回送となったところ。一方N2000系は徳島行きの高徳線特急うずしお19号として発車を待っているシーンですね。
両編成の高さが異なっているように見えますが、これは高徳線の発着する3番線のレール面がやや低くなっているため。またこの3番線は気動車しか入線しないため架線が張られていません。
121系は国鉄時代末期の1987年3月23日に運行を開始した2両編成の近郊形電車で、四国で初めて走った電車でもあります。国鉄の四国への置き土産とも言える形式ですね。
車体は軽量ステンレス車体を採用しており、国鉄末期に登場した他の形式と共通する標準的なスタイルとなっています。コスト削減のため廃車発生品が多用されているのも特徴。
写真の編成はA2編成で、この編成はA1編成と共にワンマン化改造が行われており、それに伴って帯の色が民営化後に変更された青色26号から登場時の赤14号となりました。
一方でN2000系はJR四国が特急の高速化のために導入した2000系気動車の改良型であり、全車が富士重工で製造されました。121系と同様にこちらも車体にはステンレスを使用していますね。
2000系では従来よりも薄い車体外板を使用する事で車体の軽量化を図っており、N2000系ではエンジンの出力を強化することで最高運転速度が従来の120km/hから130km/hとなりました。
2000は試作車が1989年、量産車が1990年に登場していますが、写真のN2000系は1995年に量産先行車が、1998年に量産車が登場しました。最終的には14両が製造されています。
高松ではこれ以外にも様々な形式を見ることができ、頭端式ホームということもあってターミナルらしくていいですね。この後自分はうずしお19号に乗り込み徳島へ向かいました。
・・・以上、停電する前に書き上げたい。ef_end_63がお送りしました。