南海高野線三国ヶ丘～百舌鳥八幡にて
9月8日に南海高野線三国ヶ丘～百舌鳥八幡間で撮影した南海6000系6001F。南海で最古参となる6000系トップナンバーが高速で高野線を下っていきました。
やはりこの6001Fに遭遇できると嬉しい物ですね。この日は難波～橋本間の急行運用に入っており、何度か撮影することが出来ました。今回の写真は後追いで撮影したもの。
南海6000系は1962年に登場した高野線向けの通勤形電車で、南海で初めてオールステンレスの車体を採用して登場しています。1969年までに72両が製造されました。
最近ではステンレス車が全く珍しい存在ではなくなっていますが、この6000系は日本製ステンレス車として最初期に登場した形式です。20m級オールステンレス車体は6000系が日本初。
製造はアメリカのバッド社からライセンスを与えられた東急車輛製造が行いました。6000系の登場以降、南海本線に9000系が投入されるまでは高野線はステンレス車、本線は鋼製車が導入されています。
走行機器類としては主電動機に出力145kWの三菱電機製MB-3072を採用しており、当時としては最強クラスの電動機を使用しています。制御装置は超多段式バーニア制御器が採用されました。
台車は当初バッド社の製品を東急車両が改良したパイオニア径羲屬鰺い討い泙靴燭、この台車は中高速域での乗り心地が悪く、S型ミンデン台車を履いた形式との併結も出来ないため更新工事の際にS型ミンデン台車に交換されています。
1985年から始まった更新工事では車体更新の他に冷房化も実施されています。南海にとっては初のステンレス車の更新工事だったため、初期の一部は東急車輛で行われました。
写真の6001Fは1962年12月1日に落成した編成。6000系は登場から半世紀以上経過していますが、現在も全車が現役で運用されており、高野線からの転属すらありません。
・・・以上、JOTバルクを買いたいが・・・鉄道員日記がお送りしました。