南海高野線三国ヶ丘~百舌鳥八幡間にて
9月8日に南海高野線の三国ヶ丘~百舌鳥八幡間で撮影した南海6000系6015F。2両編成同士を併結した4両編成の河内長野行き各駅停車として高野線を下っていきました。
南海本線ユーザーとしてはついつい「普通」と書いてしまいそうになりますね。高野線の平坦区間では8月26日のダイヤ改正以降4両編成の各停が減っており、見かける機会も少なくなりました。
こういった短い編成同士を併結した編成というのは見ていて面白いですね。高野線ではもっと面白い南海2000系の2+2+2+2の8両編成も見られますが(笑)。
南海6000系は1962年から1969年にかけて導入された高野線向け20m級4扉の通勤形電車です。南海の特急・急行用ではない通勤形電車としては初の高性能電車でもあります。
車体はアメリカのバッド社からライセンス供与を受けた東急車輛が製作したオールステンレス車体を採用し、オールステンレス製鉄道車体の礎を築いた形式でもありますね。
前面や窓配置などは1959年に登場した南海1521系のスタイルを継承しましたが、窓のそのものは2段上昇式に変更されています。また登場時は非冷房かつ無塗装でした。
1985年から始まった更新工事で冷房化が行われ、またそれに伴う重量増に対応できない台車の交換が行われています。現在のように帯が巻かれたのは1992年以降。
写真の6015Fは1966年10月14日に製造されました。モハ6015-クハ6904-サハ6808-モハ6016で構成される編成でしたが、現在はモハ6015-クハ6904の2両編成となっています。残りの2両は他編成に組み込まれていますね。
・・・以上、意外と人が乗っている。ef_end_63がお送りしました。