南海高野線三国ヶ丘~百舌鳥八幡にて
南海高野線の三国ヶ丘~百舌鳥八幡間で撮影した南海6100系6313F。6両編成単独の難波行き各駅停車としてやってきました。陽光を反射するステンレスの車体が格好いいですね。
この日は特急「泉北ライナー」を狙って撮影に出ていました。それ以外にも高野線には多彩な車両が居るので撮影していて楽しいですね。綺麗に撮れると嬉しいものです。
南海6300系は1996年に登場した南海の通勤形電車で、南海6100系からの改造によって誕生した形式です。種車の6100系が登場したのは1970年のこと。合計76両が製造されました。
6100系は1962年登場の南海6000系の改良型として設計され、客用ドアが片開きから両開きに、窓が2段上昇式から1段下降式に変更され、戸袋窓が廃止されるなどの変更が行われています。
3次車以降は新製冷房車として落成しました。1・2次車も冷房化を見越した設計とされており、落成時から冷房準備工事が施されていたようです。冷房方式は分散式で1両に4500kcalのクーラーを8基搭載しています。
6000系と同様にパイオニア径羲屬鰺い突鄒しましたが、高速域での乗り心地が悪く、6000系が履いていたタイプは冷房化による重量増に対応できなかったため、6000系は後に台車を交換しています。
一方6100系の台車は冷房化を見越した設計のため改良型のパイオニア径羲屬鮑陵僂靴討り、交換の必要はありませんでしたが、冷房化後の6000系や6200系で採用されたS型ミンデン台車とは相性が悪く脱線の危険もあったため併結が禁止されてしまいます。
6000系の台車交換完了後は6100系のみがパイオニア径羲屬鰺状況となっており、独自の運用を組む必要が生じていました。その問題を解消するために台車交換を実施して誕生したのが6300系です。
台車交換は6100系の更新工事に合わせて実施され、また車体更新のみ実施して後に台車を交換した編成もありますね。改番は台車交換のタイミングで行われたようです。
交換に使用された台車は廃車となった南海7100系1次車や泉北100系・3000系の廃車発生品であり、一部不足した分は新製されたものもあります。この交換により、6000系・6200系と併結可能となり柔軟な運用を組むことができるようになりました。
写真の6313Fは6100系6113Fとして1971年2月13日に新製されました。2次車に該当し新製時は非冷房。1996年に車体更新が行われましたが、台車が交換されたのは2007年でした。
・・・以上、なにから取りあげようかな。ぽっぽやがお送りしました。