鳥取ノ荘にて
南海本線鳥取ノ荘駅で撮影した南海10000系10010Fの特急サザン27号和歌山市行き。撮影日は昨年3月15日で、鳥取ノ荘での撮影はこの日が初めてでした。
鳥取ノ荘は駅の北側に大きなカーブがあり、ホーム端からこのように撮影することが出来ます。障害物がかからずに撮影できるのは4両程度ですが、割り切って撮影すればなかなか面白い場所ですね。
長い編成が通過して行くところを見るとかなり急なカーブであることが解ります。写真では側面逆光ですが、夏場の夕方であれば側面にも光が回るかも知れませんね。
南海10000系は1985年に登場した南海の特急型電車で、同年南海本線で運行を開始した特急サザンでデビューしました。以来サザン専用の特急車両として運行されています。
特急サザンでは自由席車として通勤形電車4両を併結する特徴的な運用が行われています。かつては10000系同士を併結した全席指定のサザンもありましたが、2009年10月に10000系単独での定期運用を終了しました。
1985年から1987年にかけて2両編成10本が製造され、次いで1992年に中間車が8両製造されて10007F~10010Fに組み込まれ4連化されました。
10004F~10006Fは10001F~10003Fを中間車に改造した上で組み込んで4連化されており、これによって編成数は10本から7本に減少しています。現在は10005F・10006Fが廃車となったため、在籍しているのは4両編成5本20両ということになりますね。
写真の10010Fは10000系のラストナンバー編成で、両先頭車は1989年1月に3次車として製造されました。中間車は1992年3月に製造されています。
・・・以上、蜜柑が溢れる季節。鉄道員日記がお送りしました。