中百舌鳥にて
中百舌鳥駅南側の踏切付近から撮影した泉北高速鉄道7020系7523F。和泉中央行きの準急行として中百舌鳥を発車し、高野線から泉北線に入ったシーンです。
編成が長いので、望遠で圧縮されると勾配を下り地下トンネルに潜っていく様子がよくわかりますね。あまりスッキリした構図ではありませんが、割とお気に入りの構図です。
泉北高速鉄道7020系は2007年に登場した20m級4扉の通勤形電車で、当時は南海の子会社である泉北高速鉄道ではなく第3セクターの大阪府都市開発が泉北線の運行を行っていました。
7020系は1996年に登場した泉北7000系の改良型とも言える形式で、全体的なスタイルはよく似ていますね。前面デザインが少し違うので、見比べると兄弟のようにも見えます(笑)。
全車が川崎重工業車両カンパニーで製造され、2007年に6両編成1本が、2008年に2両編成・4両編成・6両編成がそれぞれ1本ずつ落成しました。現在はそれらを合計した18両が在籍しています。
車体は7000系と同じ20m級のアルミ合金製車体ですが、前面の外プラグ式貫通扉は通常の幌枠が剥き出しのタイプとなり、前照灯は上部に移動、標識灯は角型に変更されました。
内装も手が加えられており、車内案内表示装置が従来のLED式からLCD式となったほか、1人あたりの座席幅が従来の440mmから460mmに拡大されています。
その他吊り手の形状が丸形から三角形に変更されたほか、優先席のモケットカラーがグレーからオレンジに、座席の裾仕切りが大型の物に変更されるなど様々な改良が施されています。
写真の7523Fは2008年に製造された6両編成で、この時は同じく2008年製の2両編成である7571Fと併結した8両編成で運行されていました。
・・・以上、良いみかんが届いた。ef_end_63がお送りしました。