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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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陸上自衛隊 野外入浴セット2型@桂駐屯地

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イメージ 1

桂駐屯地にて

昨年11月5日に京都府の桂駐屯地で撮影した陸上自衛隊の装備品を掲載しています。この日は桂駐屯地創立63周年記念行事が行われており、様々な装備品が展示されていました。

今回掲載するのは野外入浴セット2型。災害派遣での活躍が報じられることが多いので、後方支援装備にしてはメジャーな装備品ですね。名前の通り、野外に入浴設備を展開するための装備品です。

陸上自衛隊では各師団・旅団隷下の後方支援連隊や方面隊隷下の後方支援隊など需品科部隊に配備されており、導入のきっかけは1959年の伊勢湾台風被害に対する災害派遣でした。

正式な装備として導入されたのが1970年で、写真の野外入浴セット2型は1997年から導入されているようです。現在はほぼ全ての保有部隊が2型に更新されているようですね。

野外入浴セット2型はボイラー・揚水ポンプ・発電機・浴槽・シャワースタンド・天幕・10t貯水タンク・業務用ストーブ・付属品(シート・かご・すのこ等)で構成されています。

ボイラーと揚水ポンプ、発電機はトレーラーに積載されており、その他の構成品は3 1/2tトラックに搭載されて移動します。3 1/2tトラック1台か2台とトレーラーですべて輸送できそうですね。

写真の野外入浴セット2型は中部方面後方支援隊隷下の第101補給大隊に配備されているものです。この日は足湯体験が行われていました。

イメージ 2

ボイラーなどを搭載した1tトレーラー。ボイラーは2基が搭載されており、総出湯量は毎時5400L。発電機の出力は5kVA。揚水ポンプの吐出量は毎分90Lという性能を持っています。

イメージ 3

天幕の周辺。通常は脱衣スペースと浴槽スペースの2つの天幕が設置されるようですね。浴槽のサイズは2m×3mというサイズで、深さは0.7m。浴槽容量は3600L。

1度に30名、1日に1200名が入浴する事が可能。

イメージ 4

最後に説明書き。


・・・以上、クール系美少女ユニット。ef_end_63がお送りしました。

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