天下茶屋にて
6月12日に天下茶屋駅で撮影した南海31000系31001Fの特急こうや5号極楽橋行き。ここ最近は13時頃に天下茶屋駅に居ることが多く、特急こうや5号を何度か撮影しています。
この日までは南海30000系が連続していたのですが、この日ようやく31000系がやって来てくれました。個人的にあまり遭遇しない形式なので、特急こうや撮影時は期待してしまいます。
南海31000系は1999年に登場した特急型電車で、南海高野線の特急「こうや」及び「りんかん」に運用されています。4両編成1本のみが存在する形式ですね。
高野線橋本以南の山岳区間に直通するため17m級の車体を採用しています。車体は普通鋼製で、同じく山岳区間に直通する特急型の30000系が非貫通型なのに対し、こちらは貫通型となっていますね。
制御器や主電動機は廃車となった南海21000系や7100系から流用しており、そのため1999年登場であるにも関わらず制御方式は抵抗制御です。台車は30000系と同じFS-518を履いています。
編成は全電動車方式を採り、制御電動車で2両の電動車を挟む構成。パンタグラフは極楽橋方の中間電動車であるモハ31101に2基搭載されています。南海の形式は難波方先頭車にパンタが搭載される事が多いのですが、この31000系は例外ですね。
車内は2+2の座席配置で、フリーストップ式のリクライニングシートが採用されました。シートピッチは980mmで、窓は30000系の物より上下に拡大されています。
1999年の登場から特急こうや・りんかんに運用されており、運用によっては南海11000系と併結した8両編成も見られますね。17m級車と20m級車が併結した面白い編成となります。
・・・以上、以前撮影した時は「黒こうや」だった。ぽっぽやがお送りしました。