都電荒川線大塚駅前~向原にて
6月2日に都電荒川線の大塚駅前~向原間で撮影した東京都交通局8500形8505。大塚駅の目の前を横切っていく、カーブとカーブの間の踏切で撮影しました。
この時は所用で東京へ出掛けており、少し時間が空いたため都電を撮影していました。少しの間でしたが複数の形式を効率的に撮影できましたね。カメラは持っていかなかったのでスマホで撮影しています。
東京都交通局8500形は1990年に登場した都電荒川線用の路面電車車両で、1993年までに5両が製造されました。いかにも公営鉄道らしいスタイルとカラーリングが良いですね。
都電荒川線では1962年に登場した7500形以降新形式が登場しておらず、老朽車両の置き換えと都電荒川線のイメージアップを目的として28年ぶりに新形式を投入することとなりました。
そこで投入されたのがこの8500形で、当初はイベント用の1両を除く全ての車両を8500形に置き換える予定でしたが、財政難などを理由として5両で製造を終了しています。製造メーカーはアルナ工機。
車体は普通鋼製で、窓を拡大し乗降をスムーズにするため乗車口を1000mmの片開きドア、降車口を1200mmの両開きドアとしました。塗装はパールホワイトに緑の帯を巻いています。
制御方式にVVVFインバータ制御、駆動方式にWNドライブを採用しており、これは都電初の採用となりました。パンタグラフはZパンタでしたが、現在はシングルアームパンタに交換されています。
1990年にトップナンバーの8501が落成し、1992年に8502・8503が、1993年に8504・8505が増備されています。この増備車ではライトの配置や車内レイアウトが見直されています。
・・・以上、次は乗らないと。ef_end_63がお送りしました。