尼崎にて
5月29日に阪神本線の尼崎駅で撮影した近畿日本鉄道5800系5801F。この日は西宮市内で用事があり、その帰りに尼崎で撮影しました。スマホでの撮影です。
近鉄5800系は1997年に登場した通勤形電車で、名古屋線、京都線、奈良線から阪神なんば線まで広範囲で運用されている形式ですね。1998年までの2年間で46両が製造されました。
この形式はラッシュ時の大量輸送とそれ以外の長距離輸送に対応するため、ロングシートとクロスシートを切り替える事が可能となっています。そのためL/Cカーと呼ばれていますね。
従来の近鉄では固定式のクロスシートを備えた形式で長距離輸送に対応していましたが、シートピッチの狭さやラッシュ時の乗降に問題があり、その問題を解決するために切り替え可能なデュアルシートを備えた形式が開発されました。
先んじて1996年に2610系4両編成1本を改造して試用し、その結果を反映した新造L/Cカーが今回の5800系です。新造されたL/Cカーはこの5800系の他に5820系が存在しますね。
5800系のデュアルシートは電動式で、車端部は固定式のロングシート、トイレを備えた車両のトイレ横は固定式クロスシートとなっています。切り替え操作は運転台から一括して行われますね。
ロングシートからクロスシートへの転換時は、座席が脚台の上を通路側にスライドし、180度回転します。クロスシートからロングシートへの転換時はその逆。クロスシート時はペダルでシートの向きを変更する事が可能です。
・・・以上、意外と初撮影だった。鉄道員日記がお送りしました。