博多にて
博多駅で昨年9月12日に撮影した883系と885系の並び。続いて登場した特急型が並ぶ光景は良いですね。右が883系のAO-5編成で、右が885系のSM9編成です。
この両者は特急ソニックに運用される車両として「S」のエンブレムがありますね。885系の方は小さいのでほとんど見えませんが(笑)。どちらもブルーをベースカラーとしています。
883系は1994年に登場した特急形電車で、2008年までに56両が製造されました。営業用の交流電車で初の振り子式車両であり、JR九州としても初の振り子式車両です。
一方の885系は2000年から2004年にかけて69両が製造されました。このうち3両は事故廃車となっており、3両が代替として製造されているため実質的な配置数は66両です。
885系の製造後も883系の製造が行われていますが、これは冬至の輸送需要に合わせて5両編成として落成した883系4次車が2008年に増結されることとなり、その増結用として中間車6両が製造されたため。
4次車自体は1997年に製造されており、883系の製造はこの時点で一旦ストップしています。2008年に製造された1000番台は885系の設計の流用しており、車体も在来車と同じステンレス製ではなく、885系と同じアルミ合金製となっていますね。
883系は当初からソニックにちりんとして博多~大分間での運用に投入され、現在は「ソニック」「ソニックにちりん」で運用されています。その他臨時で「ハウステンボス」「かもめ」に投入されていたようですね。
885系は当初特急「かもめ」用として登場した形式で、2001年に登場した2次車が「ソニック」用として投入されています。現在は1次車と両数が揃えられているため共通運用となっており、「かもめ」「ソニック」の両方に運用されています。
・・・以上、右の883系に大分から乗ってきたef_end_63がお送りしました。