護衛艦しらね艦上にて
2014年7月26日の舞地方隊展示訓練の際に撮影した護衛艦「しらね」の装備品。撮影した順番に続けて掲載しています。今回は30センチ信号探照灯。
マイナーかメジャーかで言えばマイナーな装備品ですが、このブログでは過去に見学してきた艦の30センチ信号探照灯を何度も掲載しています。
30センチ信号探照灯は名称の通り30センチの直径を持つ灯器であり、夜間の目視での海面捜索などに使用される他、モールス符号を使用した発光信号にも使用されます。
むしろ主な用途は発光信号の方であると書いた方が適当かもしれません。海上自衛隊の艦艇の基本装備であり、支援船などでなければほぼ全ての艦艇で見ることができると思います。
海上自衛隊ではこの30センチ信号探照灯の他に20センチ信号探照灯と60センチ信号探照灯も使用しており、20センチ信号探照灯ははやぶさ型ミサイル艇に、60センチ信号探照灯はある程度の大きさの艦に搭載されています。
30センチ信号探照灯は1000Wの電球を使用し55kgの重量があります。灯器の前方にはシャッターがあり、レバーで操作することで点滅させて発光信号に使用します。
製造メーカーは湘南工作所と日本光機。この30センチ信号探照灯を使用した発光信号は、地方隊の展示訓練などで見ることができる場合があります。
後方、上部から撮影した30センチ信号探照灯。左右にレバーがあり後面に取っ手があるのが見えますね。今回掲載した30センチ信号探照灯は銘板を撮影していないためメーカーは不明。
・・・以上、40センチ探照灯というのもある。ef_end_63がお送りしました。