住之江にて
昨年8月28日に撮影した南海8300系8303F。まだ営業運転を開始する前の試運転を重ねていた時期で、自分にとって初めて撮影した南海8300系の写真でした。
南海8300系は2015年に登場した南海で最も新しい形式で、7000系の置き換えを目的に8000系をベースとして設計されました。デザインは8000系を進化させた物になっていますね。
大きな特徴として近畿車輛が製造したと言う点があり、それまで車両が東急車輌製造で製造されていた南海にとっては7100系の一部から42年ぶりの近畿車輛製となりました。
車体はステンレス製で、従来の車両は構体の接ぎ目が雨樋付近だったのに対しこちらは戸袋の部分となっています。その接ぎ目の保護の為に戸袋部分と窓の横に灰色のステッカーが貼られていますね。
このステッカーは見た目にもかなり印象的。先頭車の運転台部分は8000系ではFRP製でしたが、この8300系は鋼製となりました。
車内には南海の通勤形車両で初めてLCD式車内案内表示装置が設置され、扉の上に千鳥配置されています。このLCDは日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語で情報が表示されます。
また同じ4カ国語に対応した自動放送も搭載されており、通常は日本語と英語が放送され、空港線乗換駅である泉佐野での乗り換え放送や空港連絡橋閉鎖放送などが四カ国語で放送されています。
写真の8303Fは昨年11月に営業運転を開始しました。
・・・以上、独特の音がする。ぽっぽやがお送りしました。