岸里玉出にて
岸里玉出の高野線ホームで撮影した南海30000系30003Fの特急こうや5号。撮影日は昨年12月26日で、この頃の30000系と31000系はラッピングが施されていました。
南海30000系は南海20000系の後継形式として製造された特急型電車で、高野線の特急「こうや」「りんかん」に使用されています。また臨時列車で南海本線に乗り入れたこともありますね。
先代の20000系は1961年の製造で1編成のみが在籍していたのに対し、こちらは2編成が製造されています。製造年は1983年でメーカーは東急車輌製造。
製造翌年の1984年には高野山で弘法大師御入定1150年御遠忌大法会が行われており、それに合わせたタイミングで投入されました。
なお20000系が1本しか無かったために検査時には一般形で代走が行われており、また冬季は運休となっていましたが、30000系が2本製造された事により通年運行が可能となりました。
この30000系は17m級車両の4両編成であり、全て電動車です。編成定員は204名。車内は2+2配列でリクライニングシートが設置されており、自動回転機構も備えられています。
1999年には更新工事が行われ、連結器が電連付きとなりカバーが撤去されたほか、サービスコーナーが自販機を設置したフリースペースに改装されています。
2015年3月には高野山開創1200周年記念として30001Fに「赤こうや」、写真の30003Fに「紫こうや」のラッピングが施され、2016年2月まで運行されました。
その折角のラッピングですが、写真では側面逆光となってしまいあまり見えませんね。かろうじて紫色だと解るぐらいでしょうか。
・・・以上、なんで岸里だったんだろ?ef_end_63がお送りしました。