吉野口にて
吉野口駅で昨年の12月19日に撮影した近鉄16400系と16600系の並び写真。近鉄吉野線で活躍する特急型車両の2形式が顔を揃えました。この2形式を撮影するのはこれが初めて。
この日は和歌山から王寺までJR和歌山線を117系で移動しており、途中吉野口で長時間停車があったためその合間に撮影した写真です。
吉野口駅はJR和歌山線と近鉄吉野線が乗り入れている3面5線の駅で、1・2番線を近鉄吉野線が、3・4・5番線をJR和歌山線が使用しています。2・3番のりばは同一ホーム上で、吉野線阿部野橋方面と和歌山線五条方面は同一ホームで乗り換えることが可能。
近鉄には1435mmの標準軌で敷設された路線と1067mmの狭軌で敷設された路線がありますが、これは路線のルーツとなる会社が異なるためです。
近鉄吉野線は吉野軽便鉄道により建設され、沿線で産出される木材を国鉄直通の貨車で輸送するために狭軌が採用されています。またかつては関西本線から吉野への臨時列車も運行されたようです。
写真の右側、1番線に入線しているのが16400系で、左側2番線に入線しているのが16600系。16400系から16600系へデザインが発展したのが解りますね。
16400系は標準軌路線の特急型である22000系の狭軌バージョンで、16600系も22600系の狭軌バージョン。どちらも2両編成2本が製造されています。
運行開始は16400系が1996年6月1日、16600系が2010年6月19日です。どちらも近鉄の狭軌線には標準軌線ほどの急勾配がなく、高速運行も行われないので、標準軌線の特急型よりも性能を落としています。
・・・以上、吉野行ってみたいな。ef_end_63がお送りしました。