岸里にて
昨年12月26日に岸里で撮影した南海11000系11001Fの特急泉北ライナー65号。まだ運行開始から間もない頃の泉北ライナーで、塗装も現在の専用塗装とはなっていませんね。
南海11000系は1992年に特急「りんかん」用として登場した特急型電車で、4両編成1本が製造されました。高野線で運行される形式ですが、30000系や31000系のように17m級車体ではなく21m級車体なので橋本以南の山岳区間へは入線できません。
登場当初は今の10000系と同じようなシルバーをベースにオレンジと青の帯が入った塗装でしたが、1999年に31000系が登場すると塗装が合わせられ、白地に赤帯となりました。
泉北ライナーは2015年12月5日の高野線ダイヤ改正で運行が始まった泉北高速鉄道線直通の特急列車で、朝と夕方~夜の時間帯に運行されています。
平日は6.5往復、土休日は8往復が運行されていますね。泉北ライナーにはこの11000系が専用編成として充当されており、11000系の検査時は南海本線から12000系を借り入れて代走する事となっています。
実際に2016年1月から3月にかけて11000系が千代田工場に入場し、12000系が代走していました。3月7日から11000系が復帰しましたが、この時に塗装が変更されています。
写真では車体の帯は3本とも赤ですが、専用塗装では上下の細い帯が金色に、中間の太い帯はドア付近が金色のグラデーションに変更され「泉北ライナー」のロゴが追加されました。
なお来年2月からは南海12000系をベースに新製される泉北高速鉄道保有の12000系が泉北ライナーとして運行を開始する予定であり、その後の11000系がどうなるか気になる所ですね。
・・・以上、専用塗装も早めに撮るべきかもしれない。ぽっぽやがお送りしました。