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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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海上自衛隊 護衛艦あけぼの NOLQ-3 電波探知妨害装置

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和歌山港にて

和歌山港で昨年7月19日に艦艇広報を行った海上自衛隊のむらさめ型護衛艦8番艦「あけぼの」。そのあけぼのの装備品を掲載しています。今回掲載するのはNOLQ-3電波探知妨害装置。

電波探知妨害装置は以前護衛艦「ふゆづき」のNOLQ-3Dを掲載しましたね。今回のNOLQ-3はNOLQ-3Dの原型機となる電波探知妨害装置です。

海上自衛隊の護衛艦には電子戦を行う装備として電波探知装置、電波妨害装置、もしくはその両方の機能を持つ電波探知妨害装置が搭載されています。戦後日本としては初の護衛艦であるはるかぜ型から電波探知装置が搭載され始めました。

その後、アメリカからの輸入なども行いつつ開発が続けられ、たちかぜ型から初の電波探知妨害装置であるNOLQ-1が搭載されています。それに続くNOLQ-2はこんごう型から搭載されました。

そのNOLQ-2は昭和50年度から開発を開始した「水上艦用電波探知妨害装置」の実用型であり、イージス艦の標準的な電子戦装備となっています。

そして汎用護衛艦・ヘリコプター搭載護衛艦向けに開発されたのがNOLQ-3です。このNOLQ-3はむらさめ型から搭載されました。海上自衛隊の電波探知妨害装置の最も新しいタイプです。

むらさめ型ではNOLQ-3が、たかなみ型ではNOLQ-3Bが、ひゅうが型ではNOLQ-3Cが、あきづき型ではNOLQ-3Dが、いずも型ではNOLQ-3D-1が搭載されており改良が重ねられています。

この電波探知妨害装置は自艦に対して照射された電波を探知し、目標の識別や脅威度判定、記録を行い必要に応じて妨害電波を発して自艦への攻撃を回避します。

妨害を行う相手はレーダー誘導の対艦ミサイルや敵艦の射撃管制レーダーなど。上の写真は電波探知用のアンテナで下の写真は電波妨害用のアンテナとなっています。


・・・以上、でもこの風少し泣いています。鉄道員日記がお送りしました。

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