和歌山港・護衛艦あけぼの艦上にて
2015年7月19日に和歌山港で艦艇広報を行った海上自衛隊のむらさめ型護衛艦8番艦「あけぼの」。自分はその前日の入港の様子と艦艇広報に参加してきました。
その「あけぼの」の各種装備品を撮影順に掲載しています。今までレーダーや武装、通信装備などを掲載してきましたが、今回掲載するのは改7.9m内火艇です。
改7.9m内火艇は海上自衛隊が運用している艦載艇で、護衛艦や多用途支援艦などに搭載されています。名称に「改」が付いていますが、7.9m内火艇の改良型。
艦載艇は艦艇が入港せずに沖止めとなった際の物資輸送や人員輸送、連絡に使用される小型艇で、海上自衛隊の基地などでは頻繁に行き交う姿を見ることが出来ますね。
またそういった連絡輸送の他に漂流者の救助にも使用される事があり、東日本大震災では護衛艦「ちょうかい」が改7.9m内火艇を使用して実際に漂流者を救助しました。
船体は全長7.9mのFRP製で、出力25馬力のエンジンを1基搭載しています。推進機関はスクリュープロペラ1軸。最大速力は7ノットで定員25名。排水量は4.17tです。
7.9m内火艇では操舵方式が舵柄式となっていましたが、この改7.9m内火艇では舵輪式となりました。原型と改型では舵の大きさが異なるので外見での識別は容易ですね。
現在は護衛艦にもより大型の11m作業艇が搭載されることが多くなっており、改7.9m内火艇を搭載した艦というのは今後減少していくものと思われます。
艦上から撮影した改7.9m内火艇。カバーが掛けられていることもありますが、この日はありませんでした。船体の中央部に操舵機があり、前後に人員・物資搭載スペースがあります。
左舷側に搭載された改7.9m内火艇。2隻搭載している場合は右舷側に01、左舷側に02と番号が振られます。写真の改7.9m内火艇には「あけぼの02」の表記がありますね。
・・・以上、今年の音楽まつり凄いな。ef_end_63がお送りしました。