浜寺公園にて
長らく浜寺公園で昨年11月26日に撮影した写真を掲載してきましたが、ネタの消化が進んだため次回で終了となります。その一つ前に撮影したのがこの南海1000系1051F。
この日の狙いはスター・ウォーズ塗装となった南海50000系で、それを撮影した後に復刻塗装となっていた10000系を待っているとやって来たのがこの1051Fでした。
南海1000系は1992年に登場した通勤形車両で、高野線と南海線の両方で活躍しています。6両編成10本、4両編成1本、2両編成6本の合計76両が東急車輌製造で製造されました。
製造次数は1次から6次に渡っており、写真の1051Fは最終製造グループの6次車です。グループといても6次車として製造されたのはこの1051Fの1本のみなのですが。
1051Fは従来の1000系とは異なる点が多く、試作的要素の強い編成となっています。1000系の中では唯一4両編成で製造され、車体の外観は無塗装の銀色となっています。
1~5次車までの1000系が制御装置にGTO-VVVFインバータ、補助電源装置にDC-DCコンバータを採用していたのに対し、この編成では制御装置がIGBT-VVVF、補助電源装置がSIVとなっています。
また新たにシングルアームパンタを南海で初めて採用し、台車も従来のSS-127/SS-027からSS-159/SS-059へと変更されました。一部の台車には軌条塗油器が取り付けられています。
また内装も車端部のクロスシートのシートピッチが拡大されており、手摺りの形状が変更されています。この1051Fは2001年3月に製造され、現在まで一貫して南海本線・空港線で運用され続けてきました。
・・・以上、き~が~く~る~いそう~ef_end_63がお送りしました。