南海本線紀ノ川~和歌山大学前にて
昨年12月28日に南海本線の紀ノ川駅と和歌山大学前駅の間にある踏切で撮影した南海1000系1051F。この日はこの編成が目当てで撮影に出ていました。と言っても近所ですが。
南海1000系は1992年に登場した南海の通勤形電車で、従来の南海の通勤形電車とは一線を画すデザインで登場しました。2001年までに6次に渡って導入されています。
在籍数は6両編成が10本と4両編成が1本、2両編成が6本の76両で、すべて東急車輌製造で製造されました。写真の1051Fは唯一の4両固定編成ですね。
1051Fは試作的要素の多い編成で、6次車に分類されるのはこの編成のみ。1000系の中でも最後に製造された編成であり、2001年に製造されました。同年3月27日から28日にかけて甲種輸送されています。
車体は従来通りのステンレス製ですが、他の1000系とは異なり塗装されていません。またIGBT-VVVFインバータ制御装置、シングルアームパンタなど南海では初採用となった機器も搭載されています。
車内も車端部のクロスシートのシートピッチが変更され、スタンションポールも設置されています。またドアの開閉時にドアチャイムが鳴るようになっており、ドア上には開閉時に点滅する警告灯が設置されていますね。
現在この1051Fは4両編成単独のため普通列車でのみ運行されています。以前は2両編成と併結しての急行や区間急行などの運用が見られました。連結器には蓋が付けられていますね。
・・・以上、見ることは多くても乗ることは少ない編成。ef_end_63がお送りしました。