交通センター前にて
和歌山電鐵貴志川線の交通センター前駅で撮影した和歌山電鐵2270系2275Fの伊太祈曽行き普通。撮影日は昨年の3月23日で、この日は朝から昼頃まで貴志川線を撮影していました。
貴志川線は2006年まで南海が保有していた路線で、利用者の減少により廃止が検討され和歌山電鐵へと譲渡されることとなりました。移行後はネコの駅長や車両のリニューアルを行い、現在は輸送量が増加に転じています。
写真を撮影した交通センター前駅は1999年5月7日に開業した駅で、貴志川線の駅としては最も新しい駅です。駅名の由来は県警の交通センターで、かつての最寄り駅であった岡崎前から交通センターまでは徒歩20分だったのに対し、こちらは徒歩1分と大幅にアクセスが改善されました。
写真の2270系は南海時代から運行されている形式で、車体塗装も南海カラーとなっていますね。すべて2両編成で、6編成が在籍しているため総車両数は12両。
2270系は改造によって登場した形式であり、種車となったのは南海22000系。高野線の山岳区間直通運転用として製造された形式で、高野線からの撤退後は視線向けに改造が行われました。
2270系はその視線向け改造によって誕生した形式の一つで、他の形式よりも大規模な改造が行われています。改造内容は前面貫通扉の廃止や前面中央窓の拡大、客用ドア位置の変更など。
写真の2270系2274Fは南海22000系22027Fとして1970年10月23日に製造され、1995年に2270系へ改造されました。
・・・以上、木製の架線柱が良い感じ。鉄道員日記がお送りしました。