南海本線みさき公園~淡輪にて
昨年3月31日に南海本線のみさき公園~淡輪間で撮影した南海7100系7165Fの回送列車。行先は不明ですが、恐らく住ノ江検車区か羽倉崎検車支区に入区する物と思われます。
線形を見るとゆるやかなS字カーブとなっているのが解りますね。加えて勾配もあるので、遠くからやってくる列車を眺めていると全体的な形の変化が面白いです。
アウトカーブから撮影する列車というのも迫力があって良いですね。特にここは光の辺りが良く、背景もすっきりしているのでお気に入りの撮影ポイントです。割と有名なようで、偶に電車内からここで撮影している人を見かけますね。
南海7100系は1969年に登場した通勤形電車で、南海が1973年に予定していた架線電圧の1500Vへの昇圧に際して、昇圧に対応できない旧型車を置き換えるために導入されました。
1969年から昇圧完了後の1973年まで6次に渡って製造され、総車両数は152両となりました。この数は南海の形式としては最大で、次いで多いのは南海7000系の90両。
7100系は7000系をベースとした形式であり、側面のドア・窓配置や台車などが変更されています。1次車は非冷房で製造され、2次車以降から新製冷房車となりました。
写真の7165Fは4次車として1972年6月30日に東急車輌で製造されました。4次車では初めて前面に方向幕が設置されましたが、側面への設置は次の5次車で行われています。
・・・以上、この前日にも撮影した7165F。ef_end_63がお送りしました。