和歌山電鐵貴志川線伊太祈曽~吉礼にて
昨年3月23日に撮影した和歌山電鐵2270系2274Fの和歌山行き普通。伊太祈曽~吉礼間の直線区間で、あえて広めの構図で撮影してみました。のどかなローカル線の雰囲気が良いですね。
以前この2274Fを交通センター前で撮影した写真を掲載しましたね。以前撮影した2274Fは伊太祈曽行きでしたが、この列車は伊太祈曽で折り返した和歌山行きの列車です。
和歌山電鐵2270系は貴志川線でのみ運行されている形式で、貴志川線の運行が和歌山電鐵に移管される前の南海時代から運行されていました。貴志川線への導入は1995年。
2270系導入まで貴志川線で運用されていたのは1201形などの戦前に登場した旧型で、2270系2両編成6本12両によって置き換えられています。2270系は全て南海22000系からの改造車ですね。
南海22000系は高野線の急行用として導入された南海21000系の増結用として誕生した形式で、1990年登場の南海2000系による置き換えの後は2200系・2230系・2270系に改造されました。
22000系の改造によって誕生した3形式の内、最も大幅な改造が施されたのがこの2270系です。写真は側面からの撮影なので解りやすいですが、客用ドアが前位側と後位側で異なりますね。
これはワンマン運転で車内に設置された運賃箱を使用するため。220000系は運転台直後に座席があり、その後ろに前位側のドアがありました。その状態では運賃収受時の都合が悪いため、運転台直後は客用ドアとされています。
また運転台直後となった事から両側に戸袋が必要となる両開きドアは使えず、片開きドアが採用されています。後位側ドアは22000系時代のままなので、片開きと両開きが混在しているのが面白いですね。
・・・以上、なんか目が疲れてるなぁ。ぽっぽやがお送りしました。