南海本線みさき公園~淡輪にて
昨年3月31日に南海本線で撮影した写真を臨時更新で掲載しています。臨時更新を開始して既に1ヶ月以上経過していますが、やはりほぼ毎日書いているとあってネタの減りが早いですね。
それでもまあ、まだまだ南海ネタは残っているのですが。今回掲載するのは南海7100系7129Fの特急サザン7号和歌山市行き。この日6本目の7100系の撮影でした。
南海7100系は1969年にそれまで南海本線で運用されていた旧型車両を置き換える目的で登場した形式です。南海電鉄では1973年に架線電圧の昇圧を予定しており、その前に1500Vに対応可能な形式に揃える必要性がありました。
この7100系は南海の形式としては最大数となる152両が製造されており、製造メーカーは近畿車輛と東急車輌となっています。近畿車輛製の南海車というのはこの7100系以来長らくありませんでしたが、2015年に南海8300系が近畿車輛で製造されています。
第1次車から6次車まで存在し、製造次数によって各種の改良が施されています。1次車は非冷房車として落成しましたが、2次車以降は新製冷房車として落成していますね。
1989年からは製造後20年以上経過したため更新工事が始まっており、前期更新車と後期更新車に分けられています。前期更新車では外板・床材の張り替えやドアエンジンの変更などが行われました。
後期更新車はそれに加えてスカートの取り付けや方向幕の拡大、車椅子スペースの設置などが行われています。前期更新車には7127F、7131F、7133F、7137F、7143F、7153Fが該当し、それ以外は後期更新車です。
前期更新車と後期更新車は方向幕の大きさが異なるので、そこで識別することが出来ますね。写真の7129Fは2次車に該当する4両編成で、1970年7月16日に東急車輌大阪製作所で製造されました。
・・・以上、なかなかタイムを短縮できないef_end_63がお送りしました。