金山にて
金山駅の名鉄ホームで撮影した名古屋鉄道1000系の1013F。撮影日は昨年の9月9日で、この時は四日市界隈でJR貨物のDD51を撮影していました。夜に名古屋へ出ることとなり、その際に名鉄を撮影。
金山での滞在時間は約10分間でしたが、色々な形式が見られて面白かったですね。しばらく金山で撮影したネタを掲載してきましたが、今回の1000系1013Fで最後となります。
名鉄1000系は1988年7月8日に営業運転を開始した特急型車両で、パノラマSuperという愛称が付けられていますね。愛称から7000系パノラマカーの後継であることが解ります。
製造当初は全車特別車の4両編成で、両先頭車は運転席を1階に、展望席を中2階に設置したハイデッカー構造となっていますね。同様の構造を持つハイデッカー車に名鉄8800系がありますが、8800系が平面ガラスによる構成だったのに対しこちらは曲面ガラスとなっています。
この1000系は1997年までに4両編成21本84両が製造され、その内の6本は2両ずつに分割されて新製された一般形の1200系4両と組み合わせた一部特別車の6両編成へと組み替えられています。
この組み替えが行われたのは1991年から1992年にかけてで、岐阜方の2両は豊橋方へと方向転換されています。中間車2両にそれぞれ車掌室とトイレが設置されていたため、組み替え後はトイレの位置などが異なる2種類の編成が発生しています。
トイレが一般車にある編成はA編成と呼ばれ、特別車にある編成はB編成と呼ばれていますね。逆にA編成の特別車（2号車）、B編成の一般車（3号車）に車掌室が設置されています。
現在は全車特別車の特急はミュースカイ以外運行されていないので、全車特別車の1000系は廃車となっています。残った1000系は更新工事が進められており、塗装の変更や客室の改装などが行われています。
・・・以上、名鉄らしい車両が撮れて良かった。鉄道員日記がお送りしました。