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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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南海8000系8006F@みさき公園~淡輪

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イメージ 1

南海本線みさき公園~淡輪にて

南海本線のみさき公園~淡輪間で撮影した南海8000系8006Fの難波行き普通。撮影日は昨年の3月31日。このポイントで8000系を撮影するのは写真の8006Fが最初でした。

南海8000系は2008年3月26日に営業運転を開始した南海の通勤形電車で、4両編成13本の52両が製造されました。1963年に登場し老朽化していた南海7000系を置き換えています。

製造メーカーは東急車輌製造とその後身の総合車両製作所で、東急車輌標準の軽量ステンレス製20m級4扉車体を採用しています。その他の部品にも標準品が採用され、コストが削減されていますね。

走行機器類は南海1000系50番台をベースとしており、制御装置は1000系50番台に搭載されていたIGBT-VVVFインバータの改良型である日立製VFI-HR-1420Qを採用しています。

主電動機は180kWのかご形三相誘導電動機を採用し、編成出力は1440kWとなっています。8000系の設計最高速度は120km/hで、起動加速度は2.5km/h/sですね。

台車は新しく開発されたSS-177M及びSS-177Tボルスタレス台車を履いています。この台車は軸箱支持方式がモノリンク式となっており、モノリンク式も1000系50番台で初めて採用されていますね。

車内は片持ち式のロングシートが設置されたオールロングシートで、1人あたりの幅は460mm。1000系よりも100mm拡大されています。座席はバケットシートとされ、モケットの色は優先席が青でその他は茶色ですね。

この8000系は2007年から2014年にかけて6次に渡って製造されており、写真の8006Fは4次車に該当します。4次車では連結部転落防止放送装置が設置されました。


・・・以上、まだ白熱灯の頃の姿。鉄道員日記がお送りしました。

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