舞鶴航空基地にて
昨年7月27日に海上自衛隊舞鶴航空基地でサマーフェスタが行われました。そこで撮影した様々な装備品を撮影しています。
今回掲載するのは破壊機救難消防車A-MB-1改B。破壊機救難消防車とは自衛隊における空港用化学消防車の呼称で、航空自衛隊にも同様の装備品が配備されています。
A-MB-1改Bは1960年代に配備が始まったA-MB-1の派生型。A-MB-1は放水ターレットを2本装備し、初期の車両は左ハンドルとなっていました。
改良型のA-MB-1改は水・薬液のタンク容量を増大させたタイプで、車体後部の形状が異なっています。その後放水ターレットを1本としたA-MB-1改Bが登場しました。
A-MB-1改Bは1995年度から配備されているようで、写真のような前面が垂直なタイプと前面が傾斜しているタイプがあるようです。
A-MB-1改Bのスペックは重量14.280kg、全長10980mm、全幅2945mm、全高3700mm、最高速度90km/h、最小旋回半径10.6m、乗員8名と言うもの。
約4800リットルの水タンクと約480リットルの薬剤タンクを搭載しており、放水ターレットは毎分約2700リットルの吐出能力を持っています。
その他隊員が手で持って消火を行うハンドライン、前方に向けて消火液を放出するグランドスイープノズルがあり、ハンドラインは毎分約200リットルの吐出量で45mのホースがあり、グランドスイープノズルは毎分約190リットルの吐出能力があります。
写真の破壊機救難消防車A-MB-1改Bは舞鶴航空基地の舞鶴航空基地隊運行隊地上救難班に配備されている物で、舞鶴航空基地での航空機事故に備えています。
舞鶴航空基地サマーフェスタでは消防車の体験搭乗を行っており、写真はそのシーンです。
・・・以上、キリの良い時間に書き終わったef_end_63がお送りしました。