和歌山港・護衛艦あきづき艦上にて
毎年夏の恒例行事となっている和歌山港での艦艇広報。昨年は7月16・17日に行われ、佐世保基地からあきづき型護衛艦1番艦「あきづき」がやって来ていました。
その護衛艦あきづきの各種装備品を撮影順に掲載しています。前回は対空・対潜ミサイルを格納しているMk41 VLSを掲載しました。今回掲載するのはOPS-20 対水上捜索用レーダー。
OPS-20は海上自衛隊の護衛艦・輸送艦・補給艦などに搭載されている対水上レーダーで、元々は近距離の捜索を行う航海レーダーとして開発されました。
海上自衛隊ではOPS-18対水上捜索用レーダーを艦艇に搭載していましたが、OPS-18は遠距離向きで近距離の捜索能力が不十分であったため、それを補完する目的でこのOPS-20が開発されました。
OPS-18の後継機種であるOPS-28搭載艦にもこのOPS-20が併載されており、更にひゅうが型護衛艦では航海レーダーから対水上捜索用レーダーに発展したOPS-20Cのみが搭載されています。
OPS-28Cは遠距離用のメインアンテナと航海用のサブアンテナの2つで構成されています。上の写真はメインアンテナで、導波管スロットアレイアンテナですね。動作周波数はXバンド。
サブアンテナ。メインアンテナの2段下の右舷側にあるフラットに搭載されています。ひゅうが型・あきづき型以外のOPS-20搭載艦はこのアンテナのみ搭載していますね。
・・・以上、いずも型護衛艦はOPS-28搭載。鉄道員日記がお送りしました。