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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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和歌山電鐵 2270系2272F@貴志

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イメージ 1

貴志にて

和歌山電鐵貴志川線の貴志駅に入線してくる和歌山電鐵2270系2272F。すでに前面幕は折り返しに備えて和歌山行きとされていますね。右に見えているのが貴志駅のホーム。

貴志川線は1916年に山東軽便鉄道が開業させた路線で、開業当時は現在の和歌山駅ではなく少し離れた大橋駅を起点としており終点は現在の伊太祈曽駅である山東駅でした。

国鉄紀勢本線の開業により起点を東和歌山駅(現在の和歌山駅)へ移し、1931年に和歌山鉄道に社名を変更しています。山東~貴志間は1933年に開業、同時に山東駅は伊太祁曽駅に改称されました。

その後は段階的に電化が進められ1943年に全線電化が完成。1957年に和歌山電気軌道と合併され、1961年には和歌山電気軌道が南海電鉄と合併されたため、南海電鉄の貴志川線となっています。

以来長らく南海による運行が行われていましたが、利用者減少により廃線が検討されました。地元は存続を望み、運行を引き継ぐ事業者を募集、岡山電気軌道が名乗りを上げます。

そして2005年6月に和歌山電鐵が設立、2006年4月1日から和歌山電鐵に運行が移管され現在に至ります。移管後の旅客運賃収入は増加に転じているようですね。

現在のところ貴志川線で運行されている車両は2270系のみで、南海時代に導入されました。南海高野線で運用されていた南海22000系を改造した形式であり、貴志川線では1995年2月6日から運行を開始しています。


・・・以上、生き残ろう。鉄道員日記がお送りしました。

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