海山道にて
近鉄名古屋本線の海山道駅で撮影した近畿日本鉄道9000系9004F。名古屋行きの急行としてやってきました。手前の2両編成が9004Fで、後ろの4両は近鉄5200系です。
近鉄9000系は1983年に登場した近鉄の一般形車両で、1981年登場の近鉄8810系の2両編成バージョンです。編成はク9100とモ9000の2両で構成されていますね。
1983年から1984年にかけて2両編成8本の合計16両が製造されました。導入当初は奈良線で運用されていますが、現在はすべて名古屋線で運用されています。
名古屋線用として1982年に登場した近鉄1200系の奈良線バージョンとも言える形式であり、制御装置と台車は8810系と共通、主電動機は1200系と共通となっていますね。
登場から約20年が経過したため2001年から2003年にかけて更新工事が実施され、内装材の交換や転落防止幌の設置、車椅子スペースの設置などが行われています。
運用は写真の様な増結運用の他に、2両編成単独での普通・準急運用もあるようですね。また8本の内4本はワンマン対応改造を受けていますが、写真の9004Fにはワンマン対応改造は行われていません。
名古屋線に転属する前は東花園検車区に所属していましたが、転属後は明星検車区と富吉検車区に所属していますね。ワンマン対応車は明星、非対応車は富吉所属となっています。
・・・以上、馴染みのある顔でも微妙に違う。鉄道員日記がお送りしました。