南紀白浜空港にて
過去の非掲載ネタから・・・2014年9月13日の南紀白浜空港空の日フェスタで展示されていた個人所有のセスナ172P JA3952です。この日は良く晴れた秋の日でとても楽しめました。
セスナ172は言わずと知れたアメリカのセスナ・エアクラフト・カンパニー社製の単発軽飛行機ですね。セスナと言えばこの機体であり、一般的には小型飛行機の代名詞ともなっています。
愛称はスカイホーク。軽飛行機の大ベストセラーとなった機種であり、航空会社・個人を問わず広く使用されています。現在までに45000機以上が生産されています。
最初のモデルであるモデル172の初飛行は1955年11月であり、同年から生産を開始しました。購入者への引き渡しは1956年から始まっています。以降、様々な改良を施した派生型が登場しています。
各タイプの共通事項は、単発、4人乗り、高翼配置という点であり、派生型ではエンジンのパワーアップやオートパイロットなどオプションの追加といった改良が施されています。
写真の172Pは1981年から1986年にかけて製造された派生型で、同じく派生型の172Nで採用された物の信頼性が問題となっていたライカミングO-320-H2ADエンジンを交換しています。
新しく採用されたエンジンはライカミングO-320-D2Jで、定格出力は同じ160hp。最大離陸重量も増加しており、従来の1043kgから1089kgとなっています。
このJA3952は1985年5月20日に関西航測の機材として新規登録されており、2001年からは阪急航空が保有していました。2009年の阪急航空の廃業により個人の手に渡り、現在に至ります。
定置場は南紀白浜空港。関西航測・阪急航空時代は八尾空港を定置場としていました。
後方から撮影。
・・・以上、京阪系の関西航測から阪急系の阪急航空へ。ef_end_63がお送りしました。