舞鶴航空基地にて
舞鶴航空基地で昨年7月27日に行われたサマーフェスタ。航空機がメインのイベントではありましたが、舞鶴航空基地に所属する車両の展示も行われていました。
展示されていたのは写真のトラクターショベルと除雪車で、自分は周囲を一周した程度にしか撮影していませんが、詳しい情報があったので掲載します。
トラクターショベルは海上自衛隊の陸上基地に配備されている土木作業車で、基地内での土砂の積み込み、排土、掘削、整地などの作業に使用するため配備されています。
海上自衛隊にも陸上自衛隊の施設科のような部隊があり、各基地での作業の他に災害派遣などでも活躍しているようですね。
陸上自衛隊では同種の車両を「バケットローダ」という名称で調達していますが、海上自衛隊では「トラクターショベル」としているようですね。航空自衛隊では「ショベルローダ」という名称になっています。
一般的に、「トラクターショベル」とは装輪式のホイールローダと装軌式のクローラーローダの総称です。
写真のトラクターショベルはTCM製のL16で、陸上自衛隊と同じくほぼ民生品そのままの状態で使用されています。納入するメーカーは複数あるようですね。
写真ではバケットを取り付けていますが、色々なアタッチメントと取り替えることが出来、フォークを装備しての荷役や排雪板を装備しての除雪などに使用されます。
海上自衛隊には基地での施設作業を行う基地隊管理班の他、青森県八戸航空基地に機動施設隊という部隊が編成されており、より大規模な工事を行う際に全国に派遣されます。
写真のトラクターショベルは舞鶴航空基地の第23航空隊隷下の舞鶴航空基地隊管理班が運用する物で、積雪地である舞鶴では除雪作業にも活躍しているようですね。
他にももう1台のトラクターショベルが配備されているようです。民間空港などでもトラクターショベルを使用した除雪作業を行っているところがあるようで、民間は一時的な借り上げで運用しているようです。
左側面。
右側面。
後方から。陸上自衛隊の場合はステッカー類は剥がされていることが多いのですが、海上自衛隊ではそのままのようですね。
最後に説明書き。
・・・以上、説明書きが詳しいから書くことがあんまり無い。ef_end_63がお送りしました。