京都鉄道博物館にて
京都鉄道博物館で最も見たかったものの一つがこれ。本館1階のメインフロアとも言える場所で展示されている583系クハネ581-35と489系クハ489-1の並びです。
同じフロアでは500系新幹線の521-1も並んで展示されていましたが、やはりこの国鉄形同士で撮影しました。原色に復元されJNRマークも付けられて何とも言えない格好良さですね。
土曜日に行ったので人が写らないようにするのは難しかったですが、辛抱強くシャッターチャンスを待って撮影しました。これだけは押さえておきたかったので、撮影できて満足でしたね。
左のクハネ581-35のヘッドマークは「月光」。右のクハ489-1のヘッドマークは「雷鳥」でした。どちらもイラスト無しの文字ヘッドマークなのが渋くていいですね。
特急「月光」は新大阪~博多間で1967年から1975年まで運行されていた寝台特急列車で、583系のベースとなった581系で運行されていました。
一方で特急「雷鳥」は1964年から2011年まで大阪~金沢間を中心に運行されていた特急列車で、485系が運用されていましたね。写真のクハ489-1も実際に臨時の雷鳥に運用されたことがありました。
この2つの列車は運行されていた時期が重なりますし、運行区間も新大阪~大阪間で重複しているので、新大阪駅か大阪駅で顔を合わせることがあったのでしょうかね。
クハネ581-35は1968年8月28日に製造され、ヨンサントオダイヤ改正に伴う増発用として南福岡電車区に配置されました。その後は向日町運転所に転属し、2015年2月17日付で廃車となっています。
クハ489-1は1971年7月5日に製造され、向日町運転所に新製配置されました。1973年には金沢運転所に転属し、北陸本線・信越本線系統の特急に運用されていました。廃車は2015年2月14日。
どちらも綺麗な状態に修繕され、屋内という非常に良好な環境で保存されているのが有り難いですね。実際に間近でピカピカな車体を見ると、感動すら覚えます。
・・・以上、豪華3本立て。ぽっぽやがお送りしました。