海山道にて
昨年9月10日撮影。近鉄名古屋本線の海山道駅を通過する近鉄22600系の22659Fです。名古屋行きの特急で、前回掲載した30000系30204Fの後ろに併結されたいたのがこの22659Fでした。
この前日から四日市周辺でJR貨物のDD51を撮影しており、合間に撮影した近鉄の写真を掲載しています。海山道に居たのも駅の前を走る塩浜支線を撮影するためでした。
近鉄22600系は2009年に登場した近鉄の特急型電車で、登場から40年以上が経過した近鉄12200系の光景となる次世代の汎用特急車として設計されました。
外観のデザインは1992年に登場した近鉄22000系「ACE」を踏襲しており、22000系をベースに大きく丸みを帯びた曲面としています。塗装パターンもほぼ同じですが、より洗練されていますね。
一方で内装は2002年に登場した近鉄21020系「アーバンライナーnext」をベースとしていますね。22000系の狭軌仕様として16400系が存在するように、この22600系にも狭軌仕様の16600系が存在します。
車体は普通鋼製で、大型連続窓を採用しつつも十分な剛性を確保しています。その大型連続窓にはUVカットガラスが使用されており、高さは965mm。客用ドアはプラグドアとなっています。
車内は基本的に2+2の座席配置です。座席間隔は22000系から50mm拡大され、1050mmとなりました。テーブルは座席背面と肘掛の中に備え付けられ、足下にはフットレストとコンセントも設置されています。
この22600系は4両編成2本と2両編成12本の32両が製造されており、4両編成はどちらも高安検車区に、2両編成は2本が高安検車区に、3本が西大寺検車区に、3本が明星検車区に、4本が富吉検車区に所属しています。
現在新塗装へ移行しつつある近鉄特急車ですが、この22600系もかなり塗装変更が進んでいるようで、2両編成9本が新塗装となっています。
・・・以上、まだ新塗装が似合う形式。ぽっぽやがお送りしました。