南紀白浜空港にて
9月13日に行われた南紀白浜空港空の日フェスタ2014の様子をお送りしています。自分としては3回目の参加となる南紀白浜空港空の日フェスタ。
今年は海上自衛隊YS-11Mや陸上自衛隊AH-64D UH-1Jの飛来など自衛隊機の展示が充実していましたね。一方で県防災航空隊のJA6760が故障で展示中止になったのが残念でした。
前回は羽田行きJAL1384便が離陸した所で終わりでしたので、その続きから。
「アパッチフォーメーション505」のコールサインでAH-64DとUH-1Jの2機編隊が降りてきました。
陸上自衛隊のAH-64D 74505号機。明野駐屯地に駐屯する航空学校本校に所属する機体です。
こちらも陸上自衛隊のUH-1J 41907号機。AH-64Dと同じく明野駐屯地の航空学校に所属しています。
AH-64Dに先んじてUH-1Jがエプロンの端に着陸、支援要員を降機させた後AH-64Dがエプロンに進入しました。
その後UH-1Jが再び離陸しホバータキシングでAH-64Dの隣に移動。その場で展示となりました。
13時の空の日フェスタ開始を前に和歌山県警航空隊のBK117B-2 JA6808が離陸。
13時にエプロンが解放され空の日フェスタ開始、JA6808が気合いの入ったオープニングフライトを疲労してくれました。
毎年オープニングフライトは県警航空隊と防災航空隊の2機が実施するのですが、今年は県警航空隊のみで寂しかったですね。その分気合いが入っているようにも見えましたが。
このJA6808はオープニングフライト終了後に南エプロンに着陸し、展示となりました。
自分もオープニングフライト終了後は高台の公園を離れ、エプロンに入って展示機の撮影。
AH-64Dは一般人にも大人気なのか、人だかりが出来ていました。
初めて実物を見るYS-11M。近くから撮影し放題で大満足でした。
機内を一般公開していた海上保安庁のサーブ340B JA954A。こちらは機内を公開しており長蛇の列が出来ていました。
左端に潜水士姿の「うみまる」がいますね。うみまるも大人気でした。この後も自分は各展示機をじっくりと撮影。
14時45分から県警航空隊の訓練展示が始まり、中州に要救助者が取り残された想定で展示が行われました。写真は要救助者の上空で隊員を降下させようとしているJA6808。
隊員が降下した後ヘリは一旦離れて救助用バケットを準備し、再び要救助者の上空でホバリングしつつ救助用バケットに要救助者を収容していました。
救助用バケットをホイストで吊り下げつつ対岸に移動するJA6808。この後対岸に降ろされ、中州の隊員が収容されて県警航空隊の訓練展示は終了となりました。
続いて15時50分頃に陸上自衛隊のUH-1Jが飛来し陸上自衛隊の訓練展示が開始。上空を2度ほど旋回して降下してきました。
側面のドアを開け、隊員をラペリング降下させる準備を行っています。使用されている機材はUH-1J 41921号機で、所属は八尾駐屯地の中部方面ヘリコプター隊と思われます。
誘導路の上空でホバリングし、ラペリングで4名の隊員を降下させるUH-1J。
その後、北エプロンにUH-1Jが着陸。降下した隊員と支援要員はそこまで走って機体に乗り込んでいました。
着陸して10分もしない内に再び離陸し上空を一度旋回してから飛び去っていきました。
最後のイベントとなる消防車による放水展示。これが終わると外来航空機の帰投が始まります。
まず最初に帰って行ったのが海上保安庁のJA954A。関空からの飛来なので外来機の中では最も近くからやって来た機体になりますね。
離陸前に無線でローパスを実施したいと言っていたので、期待して待っていると、翼を振りながらローパスを実施してくれました。
続いて陸上自衛隊のアパッチフォーメーションが離陸。先にUH-1Jが離陸し、滑走路端でグルリと回って機体を左右に振りながら飛び去っていきました。
続いてAH-64Dが離陸。先ほどのUH-1Jと同じようにグルッと回るのかと思いきや・・・
やってくれました。度肝を抜かれるとはまさにこのこと。引き起こして急上昇した後テールをスライドさせて方向転換。流石戦闘ヘリと言わざるを得ない機動性を見せてくれました。
その後もAH-64Dは機体を左右に振り機関砲やセンサー類をグルグル動かしつつ飛び去っていきました。
最後に海上自衛隊のYS-11Mが離陸。こちらはただ飛び去っていくだけでしたが、夕日に照らされつつ離陸する姿はとても印象的でした。
これで自分の撮影も終了。なんとか帰りのバスにも間に合ってほっとしましたね。
今年の南紀白浜空港空の日フェスタは県防災航空隊は見られなかった物の、それを補って余りあるものほど色々な物を見ることが出来ました。特に退役間近のYS-11Mを見られたのは嬉しかったですね。
この後白浜駅に戻り、特急でゆったり和歌山まで帰ってきた管理人でした。
・・・以上、なんとか収まった。ぽっぽやがお送りしました。