桑名にて
昨年9月10日に近鉄名古屋本線の桑名駅で撮影した近鉄12200系12245Fの名古屋行き特急。長々とこの日の近鉄ネタを掲載してきましたが、今回で終了となります。
昨年は9月9日~10日の日程で四日市へ撮影に出ており、主にJR貨物のDD51を撮影していました。桑名では自分が難波へ帰るための特急を待っている間にこの12245Fを撮影しています。
近鉄12200系は1969年に導入された特急型電車で、1976年までに168両が製造されました。この製造両数は近鉄特急車として最多であり、汎用特急車両の主力となっています。
近鉄では1970年の万博開催に合わせて難波線の建設を行っており、同時に鳥羽線の建設と志摩線の改軌も行っていました。これらの完成によって難波・名古屋~賢島間に直通特急が運行されることとなり、特急の輸送量の増加を見越して12200系が製造されています。
基本的な設計は1967年に製造された12000系をベースとしており、12000系の車内構成などを見直したのが12200系です。愛称は12000系が「スナックカー」だったため「新スナックカー」とされました。
スナックカーの由来は軽食を提供するスナックコーナーによるものでしたが、スナックコーナーは1974年に廃止となり、12200系も製造途中からスナックコーナーを設置せずに製造されています。
12230Fまでは先頭車のみの2両編成で製造され、12231F以降は4両固定編成となりました。また、後に中間車のみ製造され4両編成または6両編成に組み替えられた編成も存在します。
現在は6両編成が存在せず、4両編成17本と2両編成3本の74両が在籍しています。一部は団体用の15200系や15400系へ改造されていますね。
写真の12245Fは4両固定編成として落成した編成。面白いのは名古屋方の先頭車で、ク12300形の45号車なので車番が「ク12345」となっています。
・・・以上、アショアとオフショア。ef_end_63がお送りしました。