Quantcast
Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2912

南海7100系7185F@和歌山大学前~紀ノ川

$
0
0

イメージ 1

南海本線和歌山大学前~紀ノ川にて

本日も臨時更新で南海ネタを掲載します。前回の臨時更新に引き続き昨年9月1日に近所の踏切で撮影した写真を。南海7100系7185Fの特急サザン44号難波行きです。

この日は南海8300系の急行運用を撮影するために撮影に出ていました。出ていたと言っても家から数分なので大層なことではありませんが。

南海7100系は1969年に登場した南海本線向けの通勤形電車で、南海では最大となる152両が製造されました。現在ではある程度まとまった数が廃車となっていますが、それでも最大勢力を保っています。

南海では1963年に南海7000系を導入しており、この7100系は7000系の改良型とも言える形式です。基本的な車両設計は共通で、20m級4扉の普通鋼製車体が採用されていますね。

一方で扉や窓の形状などが異なっており、7000系の片開きドア・二段上昇窓から両開きドア・一段下降窓に変更されています。また戸袋窓が廃止されたため側面の窓数は減少していますね。

台車形式も異なるほか、パンタグラフの位置や運転室助手席側の仕切りの有無など細かな違いもありますね。7000系は1963年から1968年まで、7100系は1969年から1973年にかけて製造されています。

南海では1973年に架線電圧の昇圧を予定しており、この7000系・7100系の導入によって昇圧に対応できない旧型車両が置き換えられました。大量に製造されたのはこの目的のため。

写真の7185Fは5次車に該当する編成で、1973年6月4日に東急車輛製造で製造されました。5次車では新たに側面に方向幕を設置する改良が施されています。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2912

Trending Articles