上野にて
昨年2月13日に寝台特急「あけぼの」に乗車した際に撮影した写真です。第2021列車青森行き「あけぼの」の方向幕。
寝台特急を駅で撮る場合はかなりの確率で方向幕を撮影しますが、これから乗る列車となればまた違いますね。単なる記録から大事な思い出になります。
寝台特急あけぼのは1970年7月1日に上野~秋田間の臨時寝台特急として運行が開始され、10月1日に定期列車化され運行区間を上野~青森に拡大。
1973年に秋田発着の列車を1往復増発して2往復体制となり、1980年には20系から24系に置き換えられます。1982年には急行津軽の1往復を格上げしてあけぼのは3往復となります。
1988年に秋田発着のあけぼのが廃止となり、1990年には山形新幹線建設工事のため1往復が東北・陸羽東・奥羽本線経由とされ、もう1往復が高崎・上越・信越・羽越・奥羽本線に変更され列車名は「鳥海」となりました。
1997年には秋田新幹線開業で東北本線経由の「あけぼの」は廃止となり、「鳥海」が「あけぼの」に改称され1往復体制となります。
そして2014年3月14日をもって定期列車としての運行を終了、4月24日から臨時列車としての運行が開始されました。臨時列車も2015年1月4日をもって運行を終了しています。
写真の方向幕は通常の国鉄タイプで、左側上部に特急、その下に愛称、右側に行き先が表記されていますね。「青森」という行き先が哀愁を誘います。
・・・以上、やぱりこれだ。鉄道員日記がお送りしました。